★ミサイル車両 - gonsuke.work
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★ミサイル車両

パトリオットミサイルシステム

アメリカが西側諸国に提供する対空ミサイルシステムで、航空機のみならず巡航ミサイルや弾道ミサイルすら捕捉迎撃する能力を持つ。現在、短期間に提供できる最良の兵器の一つである。パトリオットは速やかな制空権奪取を約束するもので、各地の戦争や紛争で抜群の実績を持ち、年を追うごとに改良が加えられバージョンアップしている。ポーランドがウクライナにS-300を提供する見返りとして、アメリカよりポーランドへパトリオットの追加配備がされた。

S-400 “トリウームフ”】 

トリウームフはロシア語で「大勝利」を意味する。航空機及び中距離弾道ミサイルまでを迎撃できるロシアの最新対空ミサイルシステム。

パトリオットの2倍以上の射程を持っているとされ、中国とトルコも購入を決めたほか、ベラルーシにはロシアからウクライナ侵攻の基地使用の見返りとして?供与と配備がされた。

ロシア国内は現在S-400を中心にした防空体制に移っていると言われ、クリミアやベルゴロドといったウクライナ国境に近い都市にも配備されている。

画像はミサイルであるが、ミサイル車両、レーダー車両、指揮車両の一連の部隊構成がS-400のミサイルシステムである。

 

S-300V

射程高度25,000m、射程距離100kmという、高高度遠距離カバーの地対空ミサイル。

本戦争における最優秀兵器と言っても良く、ロシア側ウクライナ側双方が運用しているが、優秀すぎて思うような航空作戦が双方とも出来ていない。

S-300は迎撃が難しいと言われた巡航ミサイルや短距離弾道ミサイルにも対応しており、相当数の着弾を防いでいる。

レーダー車両、指揮車両、ミサイル車両から構成され、ウクライナはロシア製兵器は二度と補給できないため、発射後には囮として巡航ミサイルにわざと破壊させ、ロシアの巡航ミサイル数を削っていると言われている。

 

(9K720)イスカンデル

ロシアが地域制圧用に開発した短距離弾道ミサイル。配備は2000年前後からだと言われている。

ウクライナ国民を恐怖のどん底にしている地対地ミサイルで、核兵器や生物化学兵器、燃料気化爆弾も弾頭に搭載可能だと言われている。

ウクライナ戦争ではインフラ攻撃などに使用されている。

 

スカッド

地対地ミサイルの代表格で、1970年代に大量生産され、大量に東側諸国に輸出された。現在でもロシアはもちろんウクライナも保有している。湾岸戦争においてイラクは一方的に連合国に敗れたが、唯一スカッドミサイルの無差別攻撃のみはイスラエル市民を震え上がらせた。

 

9K37M1-2 “ブーク”

9K37 “ブーク”

地対空ミサイル車両で、主に低空エリアを受け持つ。レーダー車両とミサイル車両と指揮車両の3台一組である。ロシア、ウクライナの双方で使用しているが仕様は異なる模様。対攻撃機対ヘリに活躍を見せている。

 

9K330 “トール”

1980年代末から配備の始まったロシア製の低空~中空用対空ミサイル。主としてヘリと攻撃機の撃墜を想定している。

HIMARS

アメリカの機動部隊向けロケット砲車両で、4両が射程距離を70kmに限定した砲弾のみでウクライナに供与された。

アメリカでは2005年から海兵隊および陸軍機動部隊に実戦配備されている。MRLSの約半分の火力で、車両も一般道を走行可能な車両であるために機動力は極めて高く、国土が平坦で歩兵部隊が中心のウクライナにこの兵器は大変に相性が良いと考えられている。

 

歩兵部隊や装甲部隊に随伴するためレーダー車両や指揮車両が不用の単独設計である。オサーの後継対空ミサイルで東側への輸出を計画されていたが、配備の開始された時期は冷戦終結時であったために、ギリシャなど西側にも好意的にセールスが続いた。

ロシア・ウクライナ双方とも陸軍現地部隊がが運用している対空ミサイルなので、ウクライナ戦争では鹵獲も何度か見られている。

今戦争では攻撃ヘリの活躍が目立たないため、かなり効いている兵器の一つだと言われている。

 

2K12

長射程のS-300、S-400で打ち漏らしたミサイルを迎撃する対空ミサイルで、防空システムの中距離部分を担う対空ミサイルである。1970年代初めには実戦配備され、ロシア軍がベラルーシに大量に持ち込んでいる。

 

OTR-21 “トーチカ”

ロシアは200基以上、ウクライナが90基以上保有する地対地ミサイル。3月27日ベルジャンシクの港において、ウクライナがロシア揚陸艦に発射しヒットして大戦果を挙げたのではないか?と言われているが、ウクライナ側は未発表である。

 

ASRAD

オスラッド(オツェロット)対空ミサイルシステムは、ドイツとスウェーデンが共同開発した低空用対空ミサイルシステムで、2001年より運用されている。

主に装甲車両部隊、歩兵部隊に随伴し、ヘリや攻撃機より防御することを目的にしている。

システムが軽量なため、ベース車両は全装軌車ではなく装輪車でも発射可能であり、運用の幅が広い。

今のところウクライナに供与される予定は入っていないが、供与されると大変な戦力になることが予想される。

 

スターストリーク自走対空ミサイル

イギリスの開発した小型中近距離用の対空ミサイル。車両に発射システムを乗せたタイプが本車である。

スターストリークは、ヘリ及び攻撃機に対しては、現在の最良兵器の一つであり、戦車部隊や歩兵部隊に随伴して防空戦闘を行うというコンセプトである。1960年代から配備されていたレイピアの後継として2000年代より量産配備されている。

ストーマー装甲車に計8発が装填されているのも売りであり、この車両1台が歩兵部隊に随伴するだけで、対ヘリ攻撃にはかなり対処可能である。

6月8日現在、ウクライナには少数のスターストリーク搭載のストーマー装甲車が供与されている。

MLRS

MLRLは多連装ロケットシステム(Multiple Launch Rocket System)の略で、2つのロケット砲ユニットを全装軌運搬車両にに搭載したものである。

これがユニット1つのものを装輪車に搭載したのがHAIMARSで、基本的には射程やミサイルが同じである。

1980年代初めから配備が始まり、1991年の湾岸戦争ではクラスター弾頭を使用して大戦果を挙げ、巡航ミサイルやステルス攻撃機と並んで最優秀兵器の一つになった。

ロシア軍の長距離ロケット砲攻撃に悩まされるウクライナは、供与を西側諸国に懇願。イギリスがMLRSを、アメリカがHIMARSを、射程が限定させた形で少数供与することが決定された。

 

ローラント

ローラントはドイツが開発した短距離対空システムで、主に攻撃ヘリや兵員輸送ヘリがターゲットである。

写真のマルダーの車体に装備されたローラントは、歩兵部隊や機甲部隊に随伴し対空防御を行う。

ドイツは、ゲパルトやローラントを迎撃距離不足で不用と思ったのか、軍縮のためか、退役させており、製造メーカー側は「倉庫にあって、整備すれば供与可能だ」としている。

 

9K33 オサー

ロシア・ウクライナ双方に配備が大量にある対空システムで、制空権保持のため最優先破壊対象らしく、大量に破壊された画像がある。S-300と違って戦闘機相手には貧弱な防空システムであるが、ヘリにとっては天敵であり、ウクライナ軍の9K33を中心にした対空部隊は、ロシア空挺部隊を撃滅した。

 

FROG

短距離弾道ミサイル、またはロケット兵器で、1960年代にソ連で開発された。精密誘導能力は無く、民間人に多大な損害を与えるいわば蛮族の兵器の一つである。ロシアは、FROGをはじめとする無誘導のロケット兵器を多数保有し、またウクライナで多数使用している。マリウポリの街を完全に破壊したのも、こうした兵器であると考えられている。

 

AN/TWQ-1 “アヴェンジャー”

レーダー車両や指揮車両を必要としない単独の防空システムとして、アメリカが1980年代後半から配備をしている。同じ時期にハンヴィーの配備が始まったため、丁度良く組み合わされた。

ミサイルポッドの中身はスティンガーであり、スティンガー4発搭載のユニットが左右で計8発のスティンガーが発射可能である。

歩兵部隊や装甲部隊に随伴し、敵の攻撃ヘリや攻撃機からの低空部分でのディフェンスを担当する。

アメリカは3000ユニットを所有しており、ウクライナにも既に供与されたと考えられている。

 

96K6 “パーンツィリ”

装輪車に搭載できるロシアの多連装対空ミサイルシステム。2000年代から配備が始まった。

ロシアのBTGは1つの戦術グループで多様な任務が可能とするもので、その部隊には当然対空兵器も必要であり、パーンツィリは歩兵部隊、機甲部隊に随伴可能な理想的な兵器と言える。

対ヘリ、対攻撃機用の低空エリアの担当であり、中高空の迎撃はS-300などの中長距離の迎撃ミサイルが行う。

 

2K22 ツングースカ

特異な形をした対空車両で、対空砲と対空ミサイルの両方を装備する。

ツングースカは低空部分の制圧能力に重点が置かれた。1980年代末に西ドイツのゲパルト対空戦車が名声をほしいままにしていたため、東側ではゲパルトを上回る車両の開発が求められた。そのため、対空砲に加えて対空ミサイルも装備するというレイアウトのツングースカが生まれた。

30mm連装機関砲と9M311を複数備えるため、対低空戦闘では絶大な力を発揮する。

本戦争でも攻撃ヘリ、兵員輸送ヘリの活躍は封じられており、逆に言えば対空兵器は活躍していると言える。ロシア、ウクライナ双方が運用。生産数はけして多くなく、レアな兵器である。

 

9K35 “ストレラ”

機甲大隊や歩兵大隊に随伴し、前線に近付く攻撃機や戦闘ヘリの撃墜または撃退をコンセプトに1970年代後半に開発された。ロシアとウクライナ双方とも大量に所有していると言われ、そのため今戦争ではヘリ戦術が封じ込まれている。

 

2K11 “クルーグ”

1960年代にソ連で開発され配備されたきわめて古い兵器。いざ戦争が始まってしまえば、対空ミサイルは一つでも多く必要であるため、退役というのがこの種類には無いのかもしれない。ロシアもウクライナも退役したという情報がないため、現役で運用されている。

 

TOS-1

通称はプラチーノ。220mmの大口径ロケットランチャーシステム。

ロシアの新しい戦術行動単位であるBTGに対応するため、射程は短く、戦車や歩兵の突撃前の面火力掃討を想定した兵器である。T-72またはT-80の車体の上に装着されている。

自走ロケット砲車両は昔からあるが、比較的近距離に制圧攻撃を加える思想は新しく、サーモバリックを飽和攻撃にも使える現代の最も安価な殺人マシーンと言える。

ウクライナにおいても、マリウポリや東部の要衝で効果的な働きをしている。ウクライナ軍も少数保有しており、ロシア軍の押し帰しに運用し始めている。

 

9K58 スメルチ(BM-30)

西側のMLRSに対抗するために1987年から配備の開始された300mmのロシア製長射程ロケット砲車両。

最大射程は通常弾でも35km以上であり、スペック通りの性能を発揮すればMLRSに対抗できる。

クラスター弾を使うことを前提に開発されており、面制圧に絶大な威力を発揮する。

ウクライナはスメルチを持っていなかったため、射程距離において大きく後れを取ることになった。セベロドネツクの戦いにおいてスメルチの制圧攻撃に苦戦。西側各国にMLRSの提供を願い出ている。

 

9P140 ウーラガン(BM-27)

各地で民間人に被害を出している殺りく兵器のロケット弾車両。ロシア・ウクライナ双方が使用。

 

9k51グラード(BM-21)

飽和攻撃用ロケット弾は安価で、かつ大量生産ができるため、多くの国が採用している。精密攻撃がまったくできないために「蛮族の兵器」であることは否めない。これを都市攻撃に使用しているのがロシアをはじめ、シリアやISなどの専制主義である。BM-21は世界中で最も売れた兵器の一つ。ウクライナ軍も所有。

 

 

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